錬金術(パズルゲーム)は自由だ―『Opus Magnum』

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錬金するシステムを構築するパズルゲーム

 『Opus Magnum』は錬金術師となって原子エレメンタルを結合、分離、変化させて目的の物質を作るパズルゲームだ。開発元のZachtronicsは独特のパズルゲームを数多く製作してきたことで有名な会社らしいが私は他のゲームは未経験。

 上のパズルでは鉛のエレメンタル(左側)を水銀のエレメンタル(右側)を消費することで目的の金のエレメンタルにまで昇華している。

 これは最初のパズルなので簡単な機構でクリアできるが、

素材を掴んだままレールを走らせるだけで分離するようにした部分がお気に入り

後半に行くに従って複雑な機構を作らなくてはいけなくなる1)ただし上のパズルはストーリーに関係ないチャレンジ問題

最大の特徴は”自由”

過程は一つでないという自由

 『Opus Magnum』は目的の物質が出来れば何をどうやっても良いという自由度が特徴のパズルゲームで、例えば同じヘアケア製品を作るのにも

ヘアケア製品
4つの土のエレメンタルが合体してできている。


一つのアームで作る錬金システム


複数のアームで組み上げるように作った錬金システム

と、異なった方法で作ることができる。当然上記2つ以外にも解法は無限にあるだろう。

制限から解放されているという自由

 パズルゲームといえば必ず限られた予算、制限のあるフィールド、使う素材の数量制限などと制約がある。その制限内で課題をこなすのに頭を使うのが醍醐味の一つというのはわかる。

 しかしそんな制限など私のようなパズルゲー弱者にとっては鬱陶しいだけだ。この手のパズルゲーム・シミュレーションゲームで、何度も「いいからもっと予算を使わせろよ!!!」と怒鳴ってきたが、似たようなプレイヤーは私以外にもいると確信している。

 知恵の輪を力ずくで解くようなゴリ押し解法も許される『Opus Magnum』はパズルゲー弱者にも優しいパズルゲームだ。

素材を切ってとりあえず置いておいて後からまた集め直すという効率化とか何も考えてない機構
でもクリアできちゃうんだからいいよね

効率化なんてクソ食らえ

 作られた機構には、どれだけパーツを使ったかで決まる”コスト”、生産物ができあがるまでどれだけの工程がかかるかで決まる”サイクル”、機構がどれだけの面積を必要するかで決まる”エリア”の3つの評価項目がある。

 コストを減らせばその分サイクルが増え、サイクルを減らそうと思えばエリアが増え……と全ての効率を上げるのは非常に難しい。機構全体の最適化を目指したり、極限までサイクルを短くしたりとクリアするだけでなく効率化を目指すのがパズラーにとっての目的となる。

 だが別に効率化を目指す必要はない。いくつものアームが複雑に動いているのを見ているだけで楽しいゲームだから、無意味に複雑にしたり、線対称で動く美しい機構を目指すのもアリな方向性だ。

点対称で回転する2つのリボルバーアームがまるで踊っているかのようで自作ながらうっとりしてます

 錬金術は自由だ。ピストンを並べまくろう、レールをフィールドの彼方まで伸ばそう、ムカデを思わせる並べられたアームで非効率を極めた運搬をしよう。湯水のごとく金と時間を放蕩し、怪奇な錬金機関を作りあげるのだ。

Steam Workshop対応

 今作はSteam Workshop対応なので、他のプレイヤーが作ったパズルもプレイできるし、自分が作ったパズルを公開することもできるため時間泥棒度がさらに高まっている。

 自由度の高さから見た目ほど難易度は高くないのでパズルゲーム初心者から愛好者まで幅広い層が楽しめるゲームだ。変成機関の動きを見て気になった人は是非プレイしてみて欲しい。

脚注   [ + ]

1. ただし上のパズルはストーリーに関係ないチャレンジ問題
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